秋のスキンケアで肌を健やかに!ベースメイクで隠す方法も

 


じりじりと強い日差しが照り付けて気温が35℃を超えた今年の夏。近年とはレベルの違う暑さに参った方も多いのではないでしょうか。

体の疲れはお肌にも影響を与える引き金に。なんだが冴えないと感じている方も多いでしょう。

そこで今回は、秋に肌の不調を感じやすい理由や秋のスキンケアについてまとめました。

メイクによるカモフラージュ方法にも触れたので、ぜひ参考にしてくださいね。

肌が冴えないと感じる原因とは

季節が移り行く時期はお肌の調子が揺らぎがちです。

高い気温や強い紫外線、エアコンによる冷えなどにさらされた夏から秋への変わり目は、肌に変化をもたらします。

気候の変化に伴う不調

日中は温度が上がっても朝晩は涼しいのが秋の気候です。夏に80%前後もあった湿度も、10月には60%程度に落ちてきます。

気温と湿度の低下は自律神経の働きを乱し、肌に栄養素や酸素を届けにくくなります。すると、肌は水分を蓄えられなくなり肌は乾燥してくるでしょう。

普段使っている化粧水で保湿しても、目元や口元がかさついてきたり、きめが乱れて肌のツヤが失われたりと肌状況が変化します。

夏に浴びた紫外線の影響

角化細胞は表皮の基底層で生まれますが、メラニンの合成もまた、基底層で行われます。

紫外線を浴びてメラニンを含んだ細胞は、肌表面へと押し上げられて、28日後に肌の表面へ至るサイクルです。

夏に浴びた紫外線の影響は、ちょうど秋に表面化します。肌のごわつきを促す他、シミやそばかすが気になりやすい季節なのです。

秋のスキンケアのポイント

気候の変化や夏に浴びた紫外線のために、秋の肌はうるおいを必要としています。スキンケアで充分に補ってあげましょう。

クレンジングや洗顔料を洗浄力が弱いにタイプにする

夏は紫外線対策のため、SPFやPAの数値が高いアイテムを使用していたり、汗で流れないようにウォータープルーフタイプを選んだりしています。

こういったUVケア商品は洗い流しにくいため、洗浄力の高いクレンジングや洗顔料で落とす必要があります。


洗浄力の高いアイテムを使用し続けていると、ますます乾燥を促してしまいます。

10月ともなれば紫外線の量も強さも落ち着いてくるため、UVケアは数値が低いものに切り替え、クレンジングや洗顔料も洗浄力が穏やかなものに変えるのがおすすめです。

クレンジングの洗浄力の強さは

オイルタイプ>油系ジェル・クリーム>水系ジェル・ミルク

となっています。

オイルタイプのクレンジングを使っていた方は、クリームやミルクタイプの洗浄力が優しいものに変えてみましょう。

導入美容液やふき取り化粧水を取り入れる

秋の肌は柔軟さを失いがちです。洗顔後の化粧水でうるおいを与える前に、ふき取り化粧水や導入美容液を使いましょう。

ふき取り化粧水は使命を終えた古い角質のふき取りに、導入美容液は肌を柔らかく整えるために便利なアイテムです。

どちらも肌がごわごわしているときに重宝します。

高保湿の化粧品でうるおいを補う

スキンケアのステップには美容液や乳液、クリームを加えてうるおいを補います。

夏に敬遠しがちな乳液やクリームを使って、しっかりと保湿することをおすすめします。

さっぱりタイプの化粧品を利用していた方は、しっとりタイプに切り替えるのに、ぴったりなタイミングです。

保湿タイプのシートマスクをスキンケアに加えるのもポイントです。ピールオフタイプのマスクと違い、毎日しても問題はありません。

・水分をつかむアミノ酸、グリセリン
・水分を抱え込むヒアルロン酸、コラーゲン
・水分をはさみこむセラミド、レシチン
・水分を逃がさないスクワラン、ワセリン

などがおすすめの保湿成分です。

肌の乾燥をやわらげる成分を含んでいる化粧品に変えると乾燥によるキメの乱れが落ち着いてきます。

UVケア化粧品の使用を続ける

秋の紫外線は夏ほどではありませんが、降り注いでいます。UV-AとUVーBの2種類があり、どちらも肌の老化に影響すると考えられています。

UV-A:肌の真皮にあるエラスチンやコラーゲンを壊し、シワやたるみをきおこす
UVーB:肌から水分を奪い、ごわつきや肌荒れをおこす

紫外線を浴びると単に肌が乾燥するだけでなく、肌の弾力にも影響を与えるため、秋になっても油断せずに引き続きUVケアが必要です。

SPF20前後でPA++程度の数値でも十分に日焼けによるシミやそばかすを防ぎます。

肌の気になる部分はベースメイクでカバー

今すぐに健やかな肌を演出したい場合には、化粧下地をベースメイクに採り入れて、印象を変えるのがおすすめです。

化粧下地で明るい肌を仕込む

化粧下地には肌色を補正する効果があるものや、光を使って肌にツヤを与えるタイプなどがあります。

コントロールカラー肌色を補正する下地です。叶えたい印象によってカラーを選びます。

・イエロー:肌の色味を明るく見せて、健やかな印象に整える
・オレンジ:肌の色が一段と暗い場合に効果を発揮する
・パープル:透明感を与える色で、黄味を帯びた肌を澄みきった印象にする

シミやそばかすなどがある部分に塗布するのが基本的な使用方法ですが、イエローやオレンジ、パープルといったカラーならば、顔全体にのばしても違和感なく使えます。

他にパール系もおすすめの化粧下地です。肌にツヤを与えて肌が明るくします。肌の乾燥がひどい方は、保湿できる化粧下地を使ってもよいでしょう。メイクしている間の乾燥を和らげます。

ファンデーション類でも乾燥対策をする

ファンデーションもうるおいを与える保湿成分が含まれたものや、油性成分の割合が高いエマルジョンタイプに変えると、エモリエント効果を期待できます。

CCクリームはカラーコントロール機能と保湿の役割を果たすベースメイクです。カバー力はファンデーションほどありませんが、便利に使えます。

さらに、ナチュラルな仕上がりなのがミネラルファンデーション。ほどほどのカバー力でクレンジングを使わずにベースメイクを落とせます。

ダブル洗顔が不要になり必要以上に肌の皮脂を落とさないため、乾燥対策になります。

肌の乾燥状態とカバー力を見極めながら、使うアイテムを選びましょう。

保湿とカバー機能のある下地で美肌を目指そう

夏から秋にかけての気候変化に対応するためには、さっぱりとした使い心地のスキンケアを、保湿力のあるタイプへと切り替えるのがおすすめです。

肌が整ってくるまでは、コントロールカラーを使ってカバーします。ファンデーションも肌にうるおいを与える秋仕様に変えるのがポイントです。


















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