カサカサ肌は美容オイルがおすすめ!テカらずうるるん肌になる方法


美容オイルはスキンケアやヘアケア、ボディケアに使える万能なアイテムです。美容オイルは年を重ねた肌におすすめですが、浸透力や使い心地に不安を感じている方もいるでしょう。

そこで今回は、効果や種類、使い方や注意点などをまとめました。肌がしっとりとして、乾燥による不快感が落ち着くので、ぜひ試してみてください。

目次

1.美容オイルとは
2.美容オイルの効果
 2.1.肌の乾きを防ぐ
 2.2.外部刺激に強くなる
 2.3.肌を柔らかくする
 2.4.肌にハリとつやが生まれる
3.美容オイルの種類
 3.1.植物系オイル
  3.1.1.ホホバオイル
  3.1.2.アルガンオイル
  3.1.3.オリーブオイル
  3.1.4ツバキオイル
 3.2.動物系オイル
  3.2.1.スクワラン
  3.2.2.馬油
 3.3.石油系オイル
  3.3.1.ワセリン
  3.3.2.ミネラルオイル
4.美容オイルの使い方
 4.1スキンケアでの使い方
  4.1.1.メイク落としの前に使う
  4.1.2.洗顔後に使う
  4.1.3.スキンケアの最後に使う
 4.2.スキンケア以外の使い方
  4.2.1.マッサージ目的で使う
  4.2.2.リキッドファンデーションに混ぜて使う
  4.2.3.ヘアケア目的で使う 
5.美容オイルを使うコツ
 5.1.適量を使う
 5.2.自分に合った質感を選ぶ
 5.3.肌に水気のある状態で使う
6.美容オイルを使うときの注意点
 6.1.酸化しないように保管する
 6.2.油焼けに注意する
7.美容オイルで健やかな肌になろう

美容オイルとは

美容オイルはヨーロッパで親しまれてきたスキンケアアイテムで、肌を健やかに導く働きがあります。

美容オイルは年齢を問わず利用できますが、肌が乾きやすい年齢を重ねた大人におすすめです。以下の肌悩みに該当する方は、美容オイルを取り入れてみてはいかがでしょう。
  • クリームを塗っても肌が乾く
  • 肌にハリがない
  • 肌がゴワゴワする
  • 肌に明るさやツヤが感じられない
美容オイルには、上記の悩みにアプロ―チします。美容オイルをいつものスキンケアに加えるだけで、さまざまな役割を果たします。

美容オイルの効果

美容オイルは、年齢を重ねた肌の悩みにアプローチします。美容オイルを使う4つのメリットは以下の通りです。

・肌の乾きを防ぐ
・外部刺激に強くなる
・肌を柔らかくする
・肌にハリとつやが生まれる

それぞれを詳しく見ていきましょう。

肌の乾きを防ぐ

美容オイルは、肌から水分が逃げないようフタの役割を果たし、うるおいのある肌へと導きます。

肌から分泌される汗と皮脂は、混じり合って肌表面を覆う膜となり、うるおいが奪われるのを防いでいます。しかし、肌の水分量と皮脂量は年を重ねると減少します。

50代の肌の水分量と皮脂量は、ピーク時の半分程度です。皮脂量が減少すると、肌が乾燥しやすい状態になります。

美容オイルが皮脂を分泌できなくなった肌の油分を補うため、しっかりとうるおいを保つことができます。

外部刺激に強くなる

皮脂は、肌表面を覆い、以下の外部刺激から肌を守ります。
  • ほこり
  • 紫外線
  • 乾燥
  • 摩擦
うるおいが不足した肌は、肌の水分量と皮脂量のバランスが崩れた状態です。刺激に弱くなり外部からの影響をもろに受けてしまいます。

美容オイルで油分を補うと、肌のうるおいバランスが整い、外部刺激に強い肌へと導くことができます。

肌を柔らかくする

乾燥してゴワゴワとした肌は、化粧水や乳液が浸透しにくくなりがちです。ごわついた肌に美容オイルを使用すると、肌は柔らかくなり、うるおいが角質層へと届きやすくなります。

普段のスキンケアに美容オイルを加えると、スキンケアの効率はぐんと良くなるでしょう。

肌にハリとツヤが生まれる

十分な水分と油分のないカサカサとした肌は、老けた印象を与えがちです。美容オイルは、うるおいのある肌に導くとともに、ハリやツヤのある肌へとサポートします。

また、肌が乾燥しているのにテカリが生じている場合、肌を乾燥から守るために皮脂量が増加することがあります。皮脂を分泌して、うるおい不足を補おうとするためです。

美容オイルで肌のうるおいバランスを整えておくと、テカリにくくなり、メイクのノリやもちが良くなります。

美容オイルの種類

美容オイルは大きく3つに分類できます。
  • 植物系オイル
  • 動物系オイル
  • 石油系オイル
それぞれを詳しく見ていきましょう。

植物系オイル

植物性オイルは、植物の実や種から取り出したオイルです。健やかな肌を作る栄養素を含み肌に馴染みやすくべたべたしないのが魅力です。

植物性オイルは、角質層に浸透してうるおいを与え、肌を柔らかくします。

ホホバオイル

ホホバオイルは、実から抽出されるオイルです。角質層を構成する成分の1つ、ワックスエステルを含み、肌なじみが良いのが魅力です。

<特徴>
  • 抗酸化作用のあるビタミンEを含む
  • UVカット機能を持つ
ホホバオイルは、べたつきがないさらりとした使い心地で、クリームを塗った後のスキンケアやヘアケアに向いています。

アルガンオイル

アルガンオイルはモロッコにあるアルガンツリーの種から抽出されます。肌への浸透力が高いオイルです。

<特徴>
  • 血行を良くするビタミンEが豊富に含まれる
  • 抗酸化作用のあるトコフェノールを含む
  • UVカットする効果がある
  • 必須脂肪酸のリノール酸を含む
アルガンオイルは肌への浸透が良いためクレンジングには向いていません。化粧水の前にブースターとして使うと良いでしょう。

オリーブオイル

オリーブオイルはオリーブの実から抽出されます。美容用に使うときは、オーガニックのエクストラバージンオイルを選びましょう。

<特徴>
  • 肌を乾燥から守り、柔らかくするβカロチンを含む
  • 毛細血管の血行を良くするビタミンEを含む
オリーブオイルは、乳液やクリームのように肌にうるおいを与えるほか、メイクの油分と良くなじむためクレンジングで利用されています。

ツバキオイル

ツバキの種から抽出されるオイルで、昔から日本でスキンケアやヘアケアに利用されてきました。皮脂の主成分のトリグリセリドを含んでいます。

<特徴>
  • 保湿効果が高い
  • UVカット効果がある
ツバキオイルはオレイン酸を含み酸化しにくいオイルです。ヘアケア目的で使用すれば、つややかな髪になります。

動物系オイル

動物系のオイルは、人から分泌される皮脂に似ていて、栄養素を多く含んでいます。

スクワラン

サメの肝臓から抽出したものがスクワランです。人の皮脂にも少量含まれているため、肌なじみが良くなっています。

<特徴>
  • アレルギーを起こしにくい
  • 副作用の発生が低め
化粧水の後にスクワランを使用するのがおすすめの使い方です。水分が肌に残った状態でスクワランを塗りましょう。

馬油

馬油は、馬からとった油です。脂肪酸を含み、温度が低いと固まりやすいものもあり、べたつきが気になる場合もあります。

<特徴>
  • 馬セラミドが肌にうるおいを与える
  • 油膜により菌の侵入や増殖を防ぐ
  • 血行を促進する
馬油は炎症を伴う肌トラブルを抑える働きがあります。純度の高い馬油を使いましょう。

石油系オイル

炭素と水素で構成されるオイルで、石油から不純物を取り除いて作られます。

栄養成分は含まれず、肌に浸透しない性質を持ち、膜となって水分が逃げるのを防ぎます。
つける分量が多いとテカリや化粧崩れを起こしやすいでしょう。

ワセリン

石油を原料に作られるワセリンは、黄色いものから白色のものがあります。スキンケアに使うならば精製度の高い白色ワセリンがおすすめです。

<特徴>
  • 膜となり水分の蒸発を防ぐ
  • 肌を保護する効果がある
  • 副作用をおこしにくい
ワセリンは化粧水や乳液の後に塗ったり、リップクリームとして塗ったりと利用できます。ドライヤーの前に髪に塗れば、油膜がバリアとなり傷みを防ぎます。

ミネラルオイル

ミネラルオイルは石油由来のオイルで、流動パラフィンとも呼ばれています。

<特徴>
  • 肌を保護する効果がある
  • 成分がシンプルな構成になっている
浸透はしないものの乳化しやすいため、クレンジングオイルに利用されたり、乳液やクリームのエモリエント成分として使われています。

美容オイルの使い方

美容オイルはどのように使えば良いでしょうか。スキンケアでの使い方とスキンケア以外の使い方に分けて解説します。

・スキンケアでの使い方
・スキンケア以外の使い方

それぞれを詳しく見ていきましょう。

スキンケアでの使い方

毎日のスキンケアでの使い方と、利用するタイミングを解説します。

メイク落としの前に使う 

メイク落としの前に美容オイルを塗り、クレンジングの肌への負担を軽減しましょう。クレンジング前に美容オイルを使うメリットは以下の通りです。
  • 必要以上に肌のうるおいが奪われるのを防ぐ
  • 肌と指との摩擦が減り、バリア機能が落ちない
美容オイルをクレンジング前に使えば、適度なうるおいを肌に与えられ、指の滑りが良くなります。アイメイクをきれいに落としたいときにも便利です。

洗顔後に使う

洗顔後のスキンケアのファーストステップに美容オイルを使い、ブースター(導入美容液)として利用する方法です。

何もつけていないまっさらな肌に美容オイルをのばすと、肌が柔らかくなり化粧水や乳液などのスキンケアの浸透力が高まります。

ポイントは水分を肌に残した状態で、美容オイルを使うことです。乳化して肌になじみやすくなります。次に化粧水をつけても、弾くことなく肌に浸透します。

ブースターとして利用するときは、濃厚な美容オイルよりサラッとした使用感の美容オイルを使いましょう。

スキンケアの最後に使う

スキンケアの最後にあたる、乳液やクリームなどを塗った後に美容オイルを塗る方法です。美容オイルが肌の膜となって補給したうるおいを閉じ込めます。

浸透力を高めるため、手でしっかりと美容オイルを温めてから使いましょう。

乳液やクリームと美容オイルを混ぜ合わせて肌に塗ると保湿力がアップします。1~3滴の美容オイルをお手持ちのスキンケアと混ぜて使いましょう。

スキンケア以外の使い方

美容オイルはスキンケア以外のほかの用途でも使用できます。幅広い目的で使えるのが魅力です。

マッサージ目的で使う 

美容オイルは洗顔後に顔のマッサージで使えます。マッサージのメリットは以下のとおりです。
  • うるおいを与えられる
  • 血行が良くなる
  • メイクのノリが良くなる
手と顔が乾いた状態でスキンケアの前に行いましょう。手順は以下の通りです。
  1. 美容オイルを手のひらに取る
  2. ほほを優しいタッチでマッサージする
  3. おでこは中心からこめかみに向かってくるくるとマッサージする
  4. 目は目頭から目尻に向かって、そっと指を滑らす
マッサージするときは指の腹で、優しいタッチで行います。指先に力が入りすぎないようにしましょう。

リキッドファンデーションに混ぜて使う

リキッドファンデーションに美容オイルを混ぜて使う方法です。下地に混ぜても良いでしょう。ツヤ肌を作りたいときや保湿力を上げたいときにおすすめします。

1滴ほど、リキッドファンデーションに混ぜ合わせて使います。美容オイルが多いと、メイク崩れやテカリの原因になるため、分量には気をつけましょう。

ヘアケア目的で使う

ヘアケアにも美容オイルは使えます。ヘアケアに美容オイルを利用するメリットは、以下の通りです。
  • 髪のパサつきを抑えられる
  • まとまりが出る
  • ツヤ髪になる
  • 切れ毛や枝毛を誤魔化せる
髪の根元に美容オイルをつけるとべたつくため、毛先になじませて使いましょう。

美容オイルを使うコツ

美容オイルはさまざまな目的で利用できて便利ですが、使い方にちょっとしたコツがあります。

・適量を使う
・自分に合った質感を選ぶ
・肌に水気のある状態で使う

それぞれを詳しく解説します。

適量を使う 

美容オイルは適量を使うことが重要です。分量が少ないときや多いときには以下のデメリットがあります。

<少ないとき>
  • 保湿効果が不十分になる
  • 塗りムラができる
  • 伸ばすときに摩擦になる
<多いとき>
  • べたついて感触が悪い
  • テカリが目立つ

美容オイルは少量を手に取り、様子を見ながら足して使うのがコツです。顔の部位によって使う量を調節すると良いでしょう。

皮脂の分泌が多い顔のTゾーン:少なめに使う
乾燥しやすい目元や口元:多めに使う

自身の皮脂の分泌状態と照らし合わせながら、適量を塗るようにします。また、肌質によっても適量は変わります。

乾燥肌の方:多めに使う
脂性肌の方:少なめに使う

美容オイルを実際に試しながらベストな分量を導き出しましょう。

自分に合った質感を選ぶ 

スキンケア目的で使用するならば植物性や動物性オイルがおすすめです。肌質によって向いている美容オイルの質感は異なります。

乾燥肌の方:濃厚で重い使い心地のもの
脂性肌の方:サラッとして軽い使い心地のもの

脂性肌の方はサラッとした感触のものが向いています。乾燥しやすい目元や口元で使用します。敏感肌の方は、使用の前に腕の内側に塗って試してから使いましょう。

肌に水気のある状態で使う 

肌に水分が残っている状態で美容オイルを使うと、乳化して浸透しやすくなります。
  • 洗顔後、入浴後は水分を残して使う
  • 化粧水が肌に浸透する前に塗る
水分が残った状態で使うと、その後のスキンケアがなじみやすくなります。

美容オイルを使用するときの注意点

美容オイルを使う際に気をつけたいことが2つあります。場合によっては肌トラブルを及ぼすこともあるので、注意しましょう。

・酸化しないように保管する
・油焼けに注意する

それぞれを詳しく解説します。

酸化しないよう保管する

美容オイルは空気に触れると酸化が進みます。酸化したオイルは炎症やシミを引き起こし肌に良くありません。

酸化せずに使い切れるような場所に保管しましょう。日光が直接当たらず、湿度が低いところが適当な場所です。

開封したらすぐに使い切るようにし、お風呂で使用する場合は水分が入らないように気をつけましょう。

油焼けに注意する

油焼けは、肌に塗った油分が紫外線や太陽の熱により、酸化してシミやくすみが生じることです。油焼けは肌だけでなく髪にも起き、パサつきの原因になります。

酸化はオイルに含まれる不純物が多いほど発生しやすくなります。以前は精製度が低い石油由来のオイルやワセリンは油焼けが起きやすい状態でした。現在は改善が進んでいます。

スキンケアやヘアケアに美容オイルを使う場合は、油焼けしにくいオイルを利用するのがおすすめです。

<油焼けしにくいオイル>

主な油焼けしにくいオイルは以下の通りです。

  • ホホバオイル
  • オリーブオイル
  • アルガンオイル
  • ココナッツオイル
  • ツバキオイル

酸化しにくい性質の美容オイルを選べば、油焼けを起こしにくくなるでしょう。

<油焼けしやすいオイル>

主な油焼けしやすいオイルは以下の通りです。

  • グレープシードオイル
  • ローズウッドオイル
  • 馬油
  • 亜麻仁油

油焼けしやすいオイルの特徴は以下の通りです。
  • 不純物が多い
  • 酸化しやすい成分を含む
  • 熱に弱い
油焼けを起こしやすいオイルは、日中に使用することを避け、夜のスキンケアで使うと良いでしょう。

美容オイルで健やかな肌になろう

美容オイルは、使い方次第で膜となったり、浸透が良くなったりします。1つ持っていると、さまざまな用途に使えるので便利です。

自分の肌状態に合わせて使う分量を調節できるフレキシブルなスキンケアアイテムなので、ぜひ取り入れてみませんか。


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